ファミコンソフト「MOTHER」は革新的なゲームだった!

大人気格闘ゲーム「スマッシュブラザーズ」で有名になった「ネス」が出てくるゲームとして、「MOTHER2」を知っている人は多いと思います。そのMOTHER2の前身となるのが、ファミコンソフト「MOTHER」です。コピー・ライターの糸井重里さんが監修したことを知っている人はいるかもしれませんね。このゲームは当時変わったゲームと言われていましたが、実は今までのRPGのありかたを覆すような革新的なゲームだったのです。何が革新的だったのか説明していきたいと思います。

設定
このゲームで一番画期的だったことは、舞台が現代のアメリカの田舎町であったことです。その当時のRPGといえば、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなど、中世のような時代で、魔法が使えるような設定になっていることが普通でした。そうすることで現実感を少なくして幻想の世界を楽しませることができたり、戦闘を自然なことにすることができたりしたのです。
しかし、MOTHERではそのような設定はありきたりになっているとして、より現実に近い設定にしたのです。時代は現代、装備はぼうしやバットなどふつうのもの、魔法はなく、代わりに超能力が使えるように設定されています。これによってゲームをやっている人が親近感を覚え、主人公に感情移入しやすいようにしているのです。

戦闘をあまり重視していない
RPGにおいては、戦闘が一番重視されている傾向がありますが、MOTHERでは違います。ストーリーを充実させるために様々なセリフを用意したり、雰囲気をつくるためにBGMにこだわりを入れたり個性的なキャラクターを登場させたりすることに労力、容量がかけられています。これはゲームの常識からはかけ離れています。そこに糸井さんのこだわりが見てとれます。雰囲気やストーリーを重視することによって、作業をするだけのゲームにとどまらず、やっていて飽きないゲームを創りだしたのです。これが、後のゲームに大きな影響を与えていたりもします。ポケモンはその典型です。